プロジェクトのプランニング

Development Kit システムの設定が完了したら、 Quuppa Site Planner (QSP) を使って、プロジェクトのプランニングを始めます。このステップでは、スペースにプロジェクトを展開し、ハードウェアの設置準備方法を決定します。

  1. Quuppa Controller のデスクトップで、Quuppa Site Planner アイコンをダブルクリックして、QSP アプリケーションを起動します。

  2. QSP で、New project wizard を使用して、新しいプロジェクトを作成します。新しいプロジェクトに次の情報を入力します。
    Important: 小数点には必ずピリオド (.) を使用してください。また、 Quuppa システムからデータをエクスポートするときに CSV (Comma Separated Values) 形式を使用するため、Quuppa プロジェクトのオブジェクトにカンマ (,) が含まれる名前をつけないでください

    1. プロジェクトにわかりやすい名前を付けます。
    2. Operation Mode で Proprietary mode を選択します。
    3. Locator Type のデフォルトとして Q17, indoor Locator を選択します。
    4. 展開環境に応じた、適切な追跡エリアのタイプを選択します。
    5. 2D 追跡エリアを選択します。
    6. background image (背景イメージ) を使用するかどうかを選択します。
      • Create project and import background image ボタンを選択すると、プロジェクトにインポートするファイルの選択を求められます。選択後、プロジェクトファイルが作成されます。
      • Create project without background image ボタンを選択すると、背景イメージを使わずに、新しいプロジェクトファイルが作成されます。
    Note: これがプロジェクトのデフォルト設定になります。あとで必要に応じて編集できますので、この時点ではそれほど心配する必要はありません。
  3. 背景イメージを使用する場合は、イメージをスケーリングします。
    Note: New Project Wizard をすでに閉じた後であっても、上部のメニューから Planning > Add Background image を選択して、背景イメージを追加することができます。
    • 実際のスペースの寸法 (壁から壁までの距離など) を測定し、スケーリングに使用する参照ポイントをマップ上に明記します。できるだけ正確に、センチメートル単位で測定してください。正確であればあるほど、追跡結果の精度が向上します。
    • QSP のマップ上で、スケーリング測定の始点をクリックして選択し、次に終点をクリックして選択します。たとえば、一方の壁、他方の壁の順にクリックします。
    • 実際に測定した距離をメートル単位でウィザードに入力します。
      Note: 何らかの理由で Scaling Wizard が見当たらない場合、または背景イメージを再度スケーリングしたい場合には、そのイメージを選択して、右側のパネルにある Scale background image ボタンをクリックし、Scaling Wizard を起動します。

    背景イメージを使用しない場合は、使用するスペースの実際の寸法を測定します。これは、次のステップにおいて、追跡エリアのポリゴンを適切に変更するために必要な手順です。

  4. 背景イメージの望ましいエリアにあわせて、追跡エリアのポリゴンを修正します
    1. 左側のオブジェクトツリーから Tracking Areas を選択し、右側のパネルで Edit polygon ボタンをクリックします。
    2. ポリゴンを編集します。
      • ポリゴンの点を移動するには、目的のポイントをマウスの左ボタンを長押ししたまま、マウスをドラッグして移動します。
      • ポリゴンに点を追加するには、ポリゴンの境界線上でマウスの左ボタンをクリックします。
      • ポリゴンの点を削除するには、目的のポイントをマウスの右ボタンでクリックするか、delete キーを押します。
  5. プロジェクトにロケーターを追加するには:
    1. 上部のメニューバーで、Planning > Add Locator を選択します。マップビューに青いロケーターサークルが表示されます。プロジェクトで使用するロケーターの数だけ、この手順を繰り返します。
    2. 追加したロケーターをマウスでドラッグアンドドロップして、計画した位置に移動します。
    3. おおよその受信範囲を確認するには、左側のオブジェクトツリーで 2D 追跡エリアを選択し (必要であれば、Tracking Areas をダブルクリックして、利用可能な 2D エリアのリストをご確認いただけます)、右側のパネルで Render estimate チェックボックスをオンにします。カバレッジが良好なエリアは緑色で表示されます。黄色または赤色で表示されたエリアには、ロケーターを追加するか、ロケーター同士を近づけてください。

  6. メニューバーで Project > Save を選択し、プロジェクトを保存します
    Note: 展開プロセスのあいだ、ときどきプロジェクトを保存することをお勧めします。